2010年10月28日木曜日

【韓国】2009年、ゲーム業界売り上げ1位は?

ゲーム業界は昨年不況と高為替レートにもかかわらず輸出を主して不景気にも強い面目を遺憾なく誇示した。海外売上げ比重が大きい企業などは為替差益のおかげで史上最大の売り上げを記録することもした。景気が回復して為替レートが安定した今年にはどんな企業がいくら稼いだのだろうか。今年の1年主要企業などの売り上げ成績表を通じて順位を付けてみた。

◆ 1位:ネクソン

ネクソンは今年公開した新作中、大きく成功したゲームがなかったにもかかわらず、「ダンジョンアンドファイター」と「メープルストーリー」の2大タイトルで業界売り上げ1位を占めた。ここに「カートライダー」と「クレージーアーケード BnB」、「マビノギ」、「風の国」などの人気作が売り上げを後押しして良い成績を記録した。

特に中国で国民的ゲームになった「ダンジョンアンドファイター」は今年だけで約2,000億ウォンの売り上げを記録したことがわかっており、ネクソンがネオプルを取得して支払った約3,000億ウォンの支出に対する損益分岐点を来年ならば突破するものと見られる。

ネクソンは非上場会社なので正確な売り上げ集計が難しいが、業界では今年約7,200億ウォン程度の年売り上げを記録したと見通されている。

◆ 2位:NHN

昨年売り上げ1位を記録した NHN は今年6,174億程度を記録して2位に落ちた。

分期別で見れば1分期1,642億ウォン、2分期1,563億ウォン、3分期1,468億など時期が過ぎるほど売上額が低くなった。シーズンの2分期にも売り上げが減ったため一切マーケティングを展開しなかった影響だ。ゲーム産業協会会長の会社として「グリーンゲームキャンペーン」を主導した NHN 立場では全体売り上げ比重が減っても危険負担が大きい賭博ゲームを引き離すという覚悟だ。

このために4分期推定値も3分期より低く出てきた。「C9」の実績がすでに反映され、他の明確な収益源がないことから実績改善が難しいとの見通し。ただし、来年商用サービスを予定中である「テラ」のおかげで来年の展望は明るい方だ。

◆ 3位:NC ソフト

NC ソフトは僅差で3位に留まった。2位の NHN と売り上げ差は約400億。NC ソフトは今年のはじめ提示したガイダンス5,800億ウォンを無難に達成して約6,070億ウォンほど売り上げを上げると期待される。

分期別で見れば1分期1,334億ウォン、2分期1,378億ウォン、3分期1,663億ウォンを記録した。3分期からの AION は海外実績が反映されて売り上げが急激に増えた。

4分期にもこのような成長の勢いは持続する展望だ。AION は再決済率が90%に肉迫していて年売り上げ1,000億ウォン以上を記録してきた「リネージュ」シリーズも引き続き善戦すると推定されるためだ。また最大シーズン冬休みを控えているという点も4分期売り上げを明るくする。特に「リネージュ」Tシャツイベントとブラウザゲーム「武林帝国」が売り上げ向上を助けると期待される。

◆ 4位:ネオウィズゲームズ

ネオウィズゲームズは売り上げ2,748億ウォンで4位を占めた。わずか2?3年前までネオウィズゲームズは CJ インターネットに続き5位にランクされていたが、海外実績改善で4位に跳ね上がった。単純に1階段上昇したのではない売り上げ規模で大幅に増加した。2008年海外売り上げは100億ウォンに過ぎないが2009年には3分期まで海外売り上げだけ426億ウォンを記録したほどだ。

分期別で見れば1分期583億ウォン、2分期621億ウォン、3分期764億ウォン売り上げを上げた。「スラッガー」と「アバ」の変わりない国内興行と「クロスファイア」の海外好調を土台に冬休みという好材料おかげで4分期にも最大分期売り上げを達成すると展望される。

ただし、今年の末で終了するプロ野球ライセンス問題で来年「スラッガー」の売り上げと新作「エイジオブコナン」の興行に否定的な意見が多く、ネオウィズゲームズが来年にも今年だけに良い成果を上げることができるかは未知数だ。

◆ 5位:CJ インターネット

CJ インターネットは2,160億ウォンで5位を占めた。「サドンアタック」と「マグマグ」、カードゲームが堅固な売り上げを牽引しているが、明確な追加収益源を探せず、以前と類似の水準の年売り上げを記録した。

今年は野球ゲーム熱風で「マグマグ」の人気が天を突き刺したがプロ野球タイトルスポンサーで毎月6億内外のマーケティング費用が支払いされ、その実益は多くなかった。

分期別では順に563億ウォン、510億ウォン、547億ウォンを記録した。シーズンであるのに2分期売り上げが悪化した原因はこの時からタイトルスポンサー費用が支払いされ始め、パブリッシング契約にともなう費用が一時に支給されたためだ。だが4分期にも明確な実績改善要因がなく、単独ライセンス推進による費用増加が予想され、約540億ウォン売り上げを上げると予想される。

◆ 6位:アクトズソフト

アクトズソフトにとって今年は最高の年と記憶される。アクトズソフトは創社異例最初に1,000億売り上げを達成した。それも3分期までの売り上げ合算で成し遂げた成果だ。4分期売り上げまで反映されれば今年年売り上げは約1,400億ウォン達成が無難に見える。

アクトズソフトは2007年年売り上げ512億ウォンで翌年933億ウォンを記録した。今年は1,400億ウォン程度と推定され、成長の勢いが爆発的だ。このように良い実績を記録できた理由は2007年から「ミルの伝説2」と「ラテール」の海外実績が急成長したためだ。「ミルの伝説2」は2007年の部分有料化への切り替えで中国で以前と同じ人気を享受しており、「ラテール」は日本市場を中心に順次市場を拡大している。

だが5位の CJ インターネットとは売り上げ規模差が大きく、これを追撃するのは難しいと見通し。CJ インターネットを越えるためには新しい成長動力が必要だが、今年公開したゲームの成績が思わしくない。来年にも4個以上の新作をリリースすると見られるが、業界ではアクトズソフト母体(親企業)のシャンダが構造調整を準備するという便りが聞こえて会社の展望を暗くしている。

記事提供:MMORPG 総合サイト Sgame

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引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局

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